2023.01.19
【2022年10月~12月】香川の転職マーケットの動向と、アップ記事一覧
こんにちは。リージョナルキャリア香川のコンサルタント、佐々木です。
新しい年を迎え、寒さが一気に深まる季節になりましたが、いかがお過ごしでしょうか?2023年は3年間お休みしていたマラソンを再開させようと、重い体に鞭を打ち大会にエントリーしました。変化は強い意志をもって起こさないと起きないものですね。つらいなと思いながら練習していますが、いつも本番では苦労した分の達成感があることを知っているので、それを原動力に新しい景色をみれるようにコツコツと努力を積み重ねたいと思います。
さて、今回は「2022年 第3四半期」における香川県の転職マーケットの動向と、この四半期でアップしたインタビュー記事を一覧でご紹介していきます。直近の企業動向や実際にUIターンされた方の声など、リアルタイムな情報をお届けできればと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
<2022年11月の有効求人倍率>
参照:「厚生労働省/一般職業紹介状況(就業地別・季節調整値・新規学卒者を除きパートタイムを含む)」2022年12月
2022年12月末に発表された最新の有効求人倍率は1.67倍と、全国平均を常に大きく上回っています。新型コロナウイルスの影響で2020年3月〜6月にかけて大きく落ち込みましたが、そこから徐々に回復してきている状況です。
▼エリア別求人倍率
受理エリア | 有効求人数 | 有効求人倍率 | 前年同月比 |
高松 | 5,574件 | 1.23倍 | +0.15 |
丸亀 | 2,391件 | 1.35倍 | +0.11 |
坂出 | 1,487件 | 1.76倍 | -0.08 |
観音寺 | 1,384件 | 1.50倍 | -0.08 |
さぬき | 738件 | 0.97倍 | +0.19 |
土庄 | 336件 | 1.80倍 | +0.16 |
参照:「香川労働局/職業安定業務統計速報(正社員の職業紹介状況/パートタイムを除く常用)」2022年12月
エリア別に見ると、さぬきエリア以外は求人倍率が1倍を超えており、特に坂出・土庄エリアは「1.76倍」「1.80倍」と2倍近くまで倍率が伸びています。昨年と比較すると、さぬき・土庄・高松・丸亀エリアで求人倍率が上がっており、企業の採用意欲が高まっていることが窺えます。
▼職業別求人倍率
職業 | 有効求人数 | 有効求人倍率 | 前年同月比 |
管理職 | 92件 | 1.48倍 | +0.19 |
専門・技術(医師・開発職等) | 3,007件 | 2.47倍 | +0.29 |
事務 | 1,442件 | 2.47倍 | +0.10 |
販売(商品販売・営業等) | 1,112件 | 2.34倍 | +0.21 |
サービス(接客・施設管理等) | 2,290件 | 2.86倍 | -0.39 |
保安(消防士・警備員等) | 412件 | 6.98倍 | +0.69 |
農林漁業 | 134件 | 1.47倍 | -0.09 |
生産工程(生産管理・設備等) | 2,191件 | 2.79倍 | +0.41 |
輸送・機械運転 | 1,073件 | 2.27倍 | +0.10 |
建設・採掘 | 1,355件 | 8.42倍 | +2.31 |
運搬・清掃 | 877件 | 1.20倍 | +0.11 |
福祉関連 | 2,024件 | 2.77倍 | -0.14 |
参照:「香川労働局/職業別求人・休職状況(常用的フルタイム)」2022年12月
職種別では「建設・採掘(8.42倍)」「保安(6.98倍)」が突出して高くなっており、こちらは全国的に人手不足が続いていることが要因となっています。また、昨年と比較すると「生産工程(2.79倍)」の倍率が伸びており、メーカーでの採用ニーズが徐々に高まってきていると考えられます。
▼転職マーケット動向・企業トピックス
香川の玄関口であるJR高松駅~サンポートエリアで大規模な工事が進んでいます。ご存知の方も多いと思いますが、JR高松直結の4階建ての駅ビル、徳島文理大学の香川キャンパス、1万人が収容できる香川県県立体育館、5つ星ホテルグループのホテル建設など、あと数年で高松駅周辺の景色ががらりと変わっていきます。
そんな流れもあり、新型コロナウィルスの影響により長らく逆境にあった観光や商業サービスに関連する求人ポジションが再開されたり、人の動きが活発化していく中で新規事業や事業改革に乗り出す企業の求人が増えてきていたりと、転職市場にも大きな変化が生まれ始めています。
また、年度末を迎えるにあたりコーポレート関連の求人(経理・法務・人事など)が、組織強化や異動に伴う人員計画の見直しなどと重なり求人ポジションとして増えている傾向も感じております。自身が希望する求人が現れた際には、タイミングを逃さず行動をしていただければと思います。
<2022年10月~12月のアップ記事>
▼企業TOPインタビュー「高松帝酸株式会社 専務取締役営業本部長 太田貴也氏」
産業用・医療用ガスを中心に、関連する生産設備・医療機器・消耗資材の提供まで幅広くカバーする高松帝酸株式会社。同社は2030年をゴールに定めた中期経営計画「V2030」を策定するにあたり、従来とは大きく手法を変え、経営陣が方向性を定めるのではなく、社員に将来あるべき姿を考えてもらうスタイルを取られました。そんな同社の経営TOPに、事業ビジョンと期待する人材像についてお聞きしました。
▼転職成功者インタビュー「四国計測工業株式会社 藤田修一さん」(東京から香川へのIターン)
関西出身で、大手通信メディア会社に就職。飛び込み営業を7年経験後、人事を担当したという藤田さん。仕事にも会社にも不満はなかったものの、40歳を前に、自分がこのまま大都市で暮らすのか、そうでない道に進むのか、じっくりと考え直したそうです。人事制度改革などこれまでのキャリアを十分に活かせる仕事に就くことができたと同時に、豊かな自然に恵まれた快適な暮らしも手に入れた藤田さん。充実の日々を送る藤田さんに、転職活動を振り返っていただきました。