転職成功者インタビュー

高松帝酸株式会社 
中本春樹さん(仮名・営業) 33歳

「30歳で地元に帰る」希望を実現。仕事とプライベートが充実し「幸福度」が上昇。

東京の大学に進学し、卒業後は東京本社の商社に入社した香川出身の中本さん(仮名)。全国展開するコンビニやドラッグストアのバイヤーに対し販促プランまで含めた総合提案を行うなど、影響力の大きな仕事に取り組んでいた。しかし以前から「いずれ地元の香川に戻りたい。結婚後は地元で過ごしたい」という考えを抱いていた中本さんは、30歳を前にUターンを模索し、地元香川で理想的な仕事と出会う。「地元での落ち着いた暮らし」と「力を発揮できる仕事」の両立に成功した中本さんに、Uターン転職活動を振り返ってもらった。(※本記事の内容は、2020年12月取材時点の情報に基づき構成しています)

転職回数
1回
転職期間
エントリーから内定まで約3年

転職前

業種
商社(化粧品・医薬品・日用品)
職種
法人営業職
業務内容
東証一部上場の大手商社(化粧品・医薬品・日用品)に勤務。メインキャリアは法人営業職。大手ドラッグストアやディスカウントストア、コンビニエンスストア、通販会社など様々な業態の顧客に対し、課題解決型の提案営業を担う。

転職後

業種
商社(高圧ガス・生産設備・関連機器)
職種
法人営業職
業務内容
各種メーカーに対し、製造現場で用いられる生産設備・ガス関連機器・備品などの提案営業を担当。顧客現場のニーズや課題感を引き出し、解決策や商材を提案。

医療品・化粧品の営業から製造関連機器・備品の営業へ。でも違和感はなかった。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

高松帝酸は複数の事業分野を持っていますが、私はその中の「産業」分野で営業を担当しています。お客様である各種メーカーに対し、製造現場で用いられる生産設備・機器や備品を提案するのです。担当顧客数は約20社で、その中には大手メーカーもあります。お客様の声に耳を傾け、要望に合った物を調達してお届けするのが営業の役割。「高松帝酸に頼めば何でも解決してくれる」と信頼される存在を目指しています。

入社前のご経歴を教えてください。

東京の大学を卒業後、そのまま東京で医薬品・化粧品などを扱う商社に就職。営業として、コンビニやドラッグストアの商品本部バイヤーに商品を提案していました。商品の案内をするだけでなく、各店舗でどのような販促を行えばいいか、といった総合的な戦略立案にも関わるなど、良い経験を積ませてもらったと思います。

転職のきっかけは?

30歳くらいを目途に、いずれは香川に戻りたいと考えていました。家庭を持ち、子育てをするなら、地元の方がいいと思っていたからです。就職して5年経った頃、Uターンに向け動き出そうと考え、高校時代の後輩を通じてリージョナルキャリア香川の山下さんを紹介してもらい、転職相談をさせていただきました。しかし、ちょうどその時に香川支店への転勤が決まり、「在職したまま地元に戻れるなら…」と一度転職活動は見送りに。それから1年半、香川支店で働きましたが、東京で行っていた商品本部への提案活動と比べると、仕事内容に差を感じました。「地元で働けるなら何でも良い」ではなく、蓄積した経験を発揮したいと考え、改めて転職活動を始めたのです。

転職活動はどのように進めましたか?

まず、全国大手や地元密着型など複数の人材紹介会社に登録しました。そのうちの一つがリージョナルキャリア香川だったのですが、「他のエージェントと大きく違うな」と感じました。例えば、私の希望をただ聞くだけでなく「なぜそのような仕事を希望するのですか?」「A社の仕事とB社の仕事と比較するなら、どっちが志向に合っていると思いますか」など、細かく掘り下げてくれるのです。おかげで、私自身もあいまいだった転職の優先順位が、明確化できました。紹介頂いた案件も香川に本社を置く企業のものばかりで、希望に合ったものでした。

今の会社に決めたポイントは?

前職と高松帝酸では一見、まるで違うように見えます。しかし業界や取扱商材が異なるだけで、営業の役割は同じですので、自分では違和感がありませんでした。また働き方改革への取り組みにも積極的、といった部分にも好感が持てました。コンサルタントの山下さんが、そういった職場風土に関する情報も丹念に調べて提供してくれたおかげで、迷いなく決断できました。

残業が減り、プライベートの時間が増えた。周囲も転職者に配慮してくれる。

転職していかがでしたか?

仕事は転職前の想像通りで、ギャップを感じませんでした。業界・商品知識はゼロからの勉強ですが、1人で営業に出るまで3ヶ月くらい同行してくれるなど、周囲の先輩がしっかりフォローしてくれたおかげで、順調なスタートを切れました。転職者を歓迎する雰囲気が職場にあり、「前職と比べて今はどうか」など気軽に聞いてくれます。「前職ではこうだった」と言うと、いい面はすぐ取り入れる柔軟さもあり、居心地がいいですよ。

生活面での変化はいかがですか?

残業が減ったおかげで、プライベートの時間が増えました。転職が決まった段階で結婚し、今は子どもも生まれましたが、家族と楽しく過ごせています。まだ子どもが小さいこともあって、周囲の同僚も「無理せずに早く帰れ」と言ってくれるのでありがたいです。

困っていることや課題はありますか?

ひと通りの営業活動はできるようになったものの、まだまだ業界知識は未熟なので、しっかり身につけていきたいと思います。お客様のどんな要望でもワンストップで解決できる提案ができるようになりたいですね。

転職してよかったと思うことは?

一言で言うと「幸福度が上がった」ということですね。地元に戻り、しっかりした提案に基づく営業を行えるようになるとともに、家族との喜びあふれる生活を実現できました。人生における充実感のレベルが格段に上がったと思います。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

自分にとってベストの形は何かを考え、それに基づいてコンサルタントとじっくり話し合うことが大事かなと思います。それによって、転職後の「こんなはずじゃなかった」というギャップも少なくなるのではないでしょうか。今回、リージョナルキャリア香川には複数の案件をご紹介頂いたのですが、じっくり話す中で「この案件は合っていないかもしれません」と敢えて提案を取り下げてくれたケースもありました。私がしっかり希望を伝えたから、コンサルタントの山下さんもプロとして妥協せず考えてくれたのだと思います。エージェントの持つ情報やアドバイスをうまく利用し、自分の理想を明確化する。それが一番だと思います。

担当コンサルタントから

コンサルタント 
山下 裕記

私の高校時代の友人から中本さんをご紹介いただいたのが最初の出会いです。当初、仕事にはバイタリティを持って取り組んでおられましたが、将来的なご結婚や生活を考えて「いつかは地元香川へ戻りたい」という想いをお持ちでした。ご相談を受けて間もなく、社内異動により香川勤務という希望が叶ったものの、香川支店での仕事内容とご自身の意向とのギャップや今後の転勤の可能性から改めて1年半後にご相談をお受けしました。その中で特に、中本さんの求める「仕事内容」「働き方」の価値観をしっかり把握するよう努めました。ご入社後にお話しした際には、「仕事が楽しく、暮らしの面でもとても充実していて幸福度が上がった」との明るい声を聞き、心から嬉しく感じております。

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