転職成功者インタビュー

株式会社サンテック
大山顕さん(仮名・品質管理) 40歳

家族との暮らしと、グローバルな挑戦。両方を叶えられる理想的な企業が地元にあった。

香川出身の大山さんは、「海外で挑戦したい」という目標に向けて並々ならぬ努力を重ね、チャンスを掴み取って首都圏へ転居。当初は家族を帯同していたものの、自身の海外赴任もあって家族は香川に拠点を移すことに。コロナ禍での単身赴任生活をきっかけに、大山さんは地元香川へのUターンを模索。キャリアを諦めるか、Uターンを取るかと悩んでいた大山さんだったが、リージョナルキャリア香川との対話を通して、自分が大切にしたいキャリアとライフプランを再確認。「社長のビジョン、本気度に触れたあの日。理想的な転職先に地元で出会えた喜びの瞬間がターニングポイントになりました」と振り返る大山さんの転職体験談を伺った。(※本記事の内容は、2022年3月取材時点の情報に基づき構成しています)

過去の
転職回数
2回
活動期間
エントリーから内定まで60日間

転職前

業種
プラントエンジニアリング業
職種
品質管理
業務内容
海外の大型プロジェクトを多数抱える大手エンジニアリング会社に勤務。メインキャリアは品質管理で、海外赴任経験あり。国内外との調整役を担う。

転職後

業種
プラント設備関連製造業
職種
品質管理
業務内容
品質管理実務・品質管理体制構築のかたわら、部長職として多国籍なメンバーマネジメントを担う。

マイナスイメージしかなかった「地方」のイメージが情報収集をきっかけに一転。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

品質管理として、出荷前検査や証明書作成、納品先から出荷許可の取得や、立会検査対応をしています。品質の要件をチェックし、仮に不備があれば正すという業務を担っています。今後さらに会社がグローバルに打って出るにあたり、品質管理の仕組みを固めたい段階でもあることから、マニュアル作成などメンバーとの協働協業にも関わっています。

入社前のご経歴を教えてください。

趣味でもあるバイク整備士に約4年従事。その後、地元香川の非破壊検査会社に勤務していた時、大手エンジニアリング会社への在籍出向募集があり、自ら希望して海外での品質管理業務にも携わりました。出向解除に後ろ髪を引かれる思いでしたが、別の大手エンジニアリング会社から声をかけてもらい、また海外案件に携われるチャンスだと感じて転職しました。業務としては変わらず海外プロジェクトの品質管理をしてきました。

転職のきっかけは?

仕事の面では希望がどんどん叶い、充実感がありました。一緒に首都圏暮らしをしていた子どもの就学を機に妻と子どもたちは香川で暮らすこととなり、単身赴任の二重生活。このままずっと単身赴任を長く続けていくことへの疑問は以前からありましたが、コロナ禍となって頻繁に香川に帰れなくなったことで真剣に考えるようになりました。今後のキャリアをどうしていくかを本気で悩みましたが、大切な家族との暮らしが転職を考える上でのきっかけとなりました。

転職活動はどのように進めましたか?

転職するか否か、自分の中での気持ちがまだ定まらない状況でしたが、「そもそも香川に自分の希望するような先があるのか、市場情報が知りたい」と考え、リージョナルキャリア香川に相談しました。一番に紹介された会社がサンテック社で、まずは気軽な会社理解の場として社長の横浜出張に合わせてホテルのロビーで会うことになりました。その際の、社長の熱量とビジョンに触れ、気持ちが一気に前向きになりました。香川の現地も訪問見学し、実家からの距離の近さを再確認でき、転職のイメージがぐっと高まっていきました。コロナ禍を背景に前職でのリモート勤務が可能となり、少しの期間でしたが香川で家族と毎日顔を合わせられる喜びを実感しました。やってみると確かにリモートでも全く業務に支障は出ないのですが、社長との出会いもあって、地元の企業に貢献したいという気持ちも重なり、前職への想いにも整理がついたように思います。

今の会社に決めたポイントは?

会社規模は大きくないものの、アジア、中東、アフリカと海外ネットワークを広げ、「世界の貧困問題を解決し、環境保護と社会経済の両立を本気で目指す」という社長のビジョンへの共感が大きかったです。自分の経験やスキルが活きるという点ももちろんあるのですが、目指す世界観と熱量に本気度を感じました。社長自身もとても家族を大切に考え、忙しさの中でも家族との時間を大切にされている点にも共感しました。

家族の一員になれた喜び。忙しさの中でも、家族との暮らしが原動力。

転職していかがですか?

転職して良かったと思います。メンバーも多国籍な環境で、入社当時は戸惑いもありましたが、職人さんたちも話してみると人柄の良い方が多く、メンバーに恵まれていると思います。給与面では大手の時と同じようにとはいきませんが、結果を残して、家族を喜ばせたいと感じています。

転職して良かったことは?

生活面では家族の一員になれたかなという実感でしょうか(笑)。単身赴任中は時々帰省しても、子どもたちにとっては「たまにやってくるオジサン」という感じでしたが、心の距離が近くなった実感が嬉しいですね。妻に任せっきりにしてきたこと、例えば子どもたちの習い事の送迎をしたり、休日に公園へ子どもたちを連れ出したりしています。公園遊びは体力的に疲れもしますが、この疲労が経験できる幸せを感じます。妻への感謝の気持ちも深まりました。第四子も誕生しまして、趣味のバイクを再開できるのはまだもう少しになりそうですが、Uターンしてやりたいと思っていたことなのでゆくゆくは挑戦したいと思っています。

困っていることや課題はありますか?

品質管理の実務者としての業務と、部長職としてのマネジメントのバランスがまだまだうまく取れていないなと感じます。納期コントロールの難しさや、人のキャラクターを見ながらの進捗管理となるため、時間のやり繰りがなかなか大変ですね。サンテックの持つ良い点と課題を踏まえて、これから仕組み作りで貢献していきたいです。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

私の場合はサンテックの青木社長に引き合わせてくれたリージョナルキャリア香川あってのご縁でしたが、タイミングの大切さを感じています。真剣に悩んでいるのであれば尚更です。今すぐに現職を辞めたいわけではなくとも、相談のタイミングを先送りしないことをおすすめします。自分にとっての素敵な縁が、数ヶ月後にも変わらずそこにあるとは限らないので。私は新社屋や工場建設のタイミングでスタートできたのですが、前職のプロジェクトをやり終えてからではなく、動いてみたこと(リージョナルキャリア香川と面談したこと、紹介先の社長とカジュアル面談に踏み出したこと)は結果的に良かったと思います。それと、私の場合「Uターン転職=キャリアを捨てる」ぐらいに考えていましたが、後ろ向きにならずに、「もしかしたら自分が考えつかない良い選択肢があるかもしれないので諦めないで」と伝えたいです。私自身、生まれ育った地元の町に、まさかこんな魅力的な会社があるとは知りませんでしたから。

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