2017.09.18
女性のキャリアについて
こんにちは。リージョナルキャリア香川 コンサルタントの溝渕です。
先日の日経新聞に、労働力としてみなされる女性の割合を示すグラフで、
30~40歳代の部分が顕著に落ち込む「M字カーブ」と呼ばれる特徴が薄れ、
米国や欧州各国などに似通ってきている、という記事が掲載されていました。
(2017年9月9日付 日本経済新聞)
※M字カーブとは、日本において女性の労働力率を年齢階級別にグラフ化した際に表れる、
アルファベットの「M」の形に似た曲線の事。
20代で学校を卒業して働き始め、30代で出産・育児に専念、
そして子育てが一段落した40代で再び職に就くという、
日本女性の働き方の特徴が変化してきています。
女性は家事に専念するべき、という考え方から、今では男性と同じように働き、
結婚後も家事、子育て等と両立させながらキャリアを重ねていく女性の社会進出が
進んでいますね。
この背景には、晩婚化や晩産化、独身の増加の影響もありますが、
企業側も育児休暇制度、短時間勤務制度、在宅勤務制度などを導入し、
女性が活躍できる体制が整ってきていることも影響しています。
最近、女性の転職希望者と面談させていただく機会も多く、
改めて女性の働き方について考えさせられることがあります。
結婚や出産、ご主人の転勤、家族の介護等により退職を余儀なくされ、
社会復帰を望んでも家事、育児、介護との時間の兼ね合いや通勤エリアの制限もあり、
思うようにキャリアが選択できない方々。
また、20代、30代に東京や大阪等でまっしぐらにキャリアを築いてきたものの、
故郷のことも気になり、そして女性として今後の人生をどう生きていくのか、
結婚するのか、子供を持つのか、その場合の自身のキャリアはどうなるのか...と考えると
答えが出ないまま一歩を踏み出せない方々もご相談にいらっしゃいます。
弊社がご紹介させていただている企業の中にも、
女性が長く働き続けられるよう制度整備を進められて、実際にご入社された女性たちが
活躍されているお話もお聞かせいただいています。
Uターンをしたいけど自分の今後のキャリアが見えない、家事や育児と両立しながら働きたい...
そんなふうに一歩を踏み出せていない女性のみなさまも、ぜひご相談ください。