2017.07.10
聞く力
こんにちは。
香川の転職エージェント リージェントの山下です。
今回はベストセラーにもなった「聞く力」という阿川佐和子さんの本を通じて
普段私たちコンサルタントが意識していることをお伝えしたいと思います。
この本は、阿川さんの今までのインタビュー経験を踏まえて、
聞き手側の姿勢や方法について書いているものです。
話を聞くという単純なことを、姿勢や聞き方、相づちの打ち方、そのタイミング、
服装など、おもしろく書かれており、とても読みやすい内容になっています。
この本自体は読んだことがある方も多いと思いますが、特に印象的だった2つのこと
について今回は取り上げたいと思います。
まずは、
◆聞きたいことを3つの柱で聞くこと
大事な柱を3つに集約して用意し、質問をすることで、
土壇場で見当違いの質問になることを避けたり、
時間の関係で聞きたいことが聞けなかったという事態を防ぎます。
また、質問をすることに一生懸命になり過ぎて、
話の本質を見失うことも防ぐことができます。
3つの柱を中心にとにかく1つのことを深堀していくことで話を膨らませていき、
相手の伝えたい本質的な話や価値観を理解することが大事になってきます。
そして、
◆相手に興味を持つこと
人は皆、話をする方が気持ちの良いもので、
自分の話に興味を持ってもらえると、
より深い内容や多くの情報を話す傾向にあります。
だからこそ、適切な相づちや目を見て話すことが大事です。
本当に相手に興味を持って、相手の立場に立って聞くと、
話の理解度や相手との関係性がぐっと深まるということです。
私もコンサルタントとして日々様々な方と出会っていますが、
「シンプルに軸を決めて相手に強く興味を持って話を聞くこと」......
おろそかになっている時があるのではと改めて普段の行動を顧みています。
意識し続けることで常にそのスタンスで臨みたいと思います。
みなさんも普段、職場の先輩・同僚、友人・知人と会話をすると思います。
まずは少し意識をしてみるだけで、これまでと違った話の盛り上がり方につながり、
より相手の伝えたい事の理解につながりのではないでしょうか?
話の「聞き方」、ぜひ取り組んでいただければと思います。