2017.05.26
人の果たす役割(ライフ・ロール)からプレミアムフライデーを考える
今日はプレミアムフライデー。
開始当初のマクロミル社の調査ではこのような結果が発表されていました。
・プレミアムフライデー認知率"は92%、職場での導入率は7%
・1位「外食」55%、2位「ショッピング」40%
※プレミアムフライデー導入の職場で働く400人へ実態調査(マクロミル調べ)
最近ではキャリアとは「人の果たす役割」(Super 1980)、「仕事と余暇」(McDaniels 1984)、
「仕事、学習、余暇、家族」(Bolles 1928)と定義されているそうです。
これをふまえると、プレミアムフライデーによる「余暇」もキャリアにとっては重要な機会になり得るのではないでしょうか。
大切なことは「余暇をどう使うか」を計画できるスキルです。
このスキルを高める概念に、冒頭の「人の果たす役割(ライフ・ロール)」を挙げてみたいと思います。
人の果たす役割(ライフ・ロール)とは、例えば「子供・学生・市民・労働者・配偶者・親」など人生における役割のことです。
何気なく過ごしていても人は複数の役割を果たしています。
一日の大半を職業人として過ごしている人は、他の役割を担っていることや各役割が相互に影響をし合っていることを
意識することもなく過ごしているかもしれません。
しかし自分のライフ・ロールを自覚することは、キャリア(仕事・余暇)に対して主体的に関わっていくことにつながります。
そして主体的な関わりに計画スキルを合わせることで、キャリアの多様性や可能性を自ら広げていくことができるのです。
プレミアムフライデーだけでなく日本が抱える残業問題も同様に、
ライフ・ロールへの自覚を持って余暇を考え計画できるスキルが日本の働き方を変えていくように感じます。
では5月最後の週末。どうぞ良い週末をお過ごしください☆