2015.12.06
香川県の魅力 *芸術士がいる保育所*
高松市の保育所や幼稚園には週に一回、芸術士と呼ばれる絵画・彫刻・パフォーマンス・
デザイン・工芸など、様々な分野で表現活動する作家が派遣されています。これは、イタリアの教育「レッジョ・アプローチ」(個々の意思を大切にしながら、子どもの表現力や
コミュニケーション能力、探究心、考える力などを養うのを目的とした幼児教育実践法)にヒントを得て、
2009年全国に先駆けて高松市からスタートしたアートな保育支援。
日々の保育の中で、芸術士が保育士・幼稚園教諭と連携しながら、毎週1回、子どもたちと造形活動や
身体表現など様々なアプローチでこどもの発想力や創造力を引き出すプロジェクトです。
活動は坂出市、観音寺市、さぬき市、三豊市財田町にも広がっています。
芸術士を派遣しているのは、高松市から委託をされているNPO法人「アーキペラゴ」。
芸術士派遣事業をはじめ、2010年瀬戸内国際芸術祭のサポーター事務局や
県内、瀬戸内の島々のアート活動や地域づくりに関わる活動をされています。
一年を通じ、活動に参加した施設のこどもたちの作品と、こどもの表現すべてを認め、
見守り、成長に寄り添った芸術士と保育の専門家による記録は報告展で発表。
今年度は40施設が参加し、現在、高松市中央図書館で報告展が開催されていますので、
ご興味のある方はぜひ一度足を運んでみてください。
★活動報告 「きょうなにするん」展
[会期]2015年12月1日(火)〜13日(日)月曜休館、入場無料
※12日(土)には芸術士ワークショップも開催されているようです。
[開館時間]10:00~19:00(日曜 10:00~17:00)
[会場]高松市昭和町1丁目2−20 高松市中央図書館3F 視聴覚ホール