2018.09.06
香川で暮らす・働く価値を考える
先日、東京有楽町にて香川県UJIターンセミナーを開催させていただきました。昨年より何度か開催させていただいており、関東圏在住で香川県へのUJIターンをご検討されている方に向けた情報のご提供と個別面談会をさせていただいております。
お越しいただく方々は、香川県出身者か配偶者が香川県出身者であるというケースが多くはなるのですが、中には移住先として香川県を検討いただいている方もございます。その移住の理由としては、香川県の街と自然のちょうど良い感覚が、住みやすさをイメージさせられるという声をよく聞きます。香川に長く住んでいると、瀬戸内海の風景や海の穏やかさ、街と自然の近さなどは、日常過ぎて当たり前になってしまっているんだなぁと気づかされます。実は当たり前ではない、すごく価値があることなんですね。それが今、全国トップクラスの旅行者の増加やインバウンド旅行者に選ばれる理由にもなっているのだと思います。そう考えると、モノの見方、視点の置き方を変えるだけで、ここに暮らす価値をもっともっと発掘できる気がしています。
また仕事の面で考えると、別の視界があります。都会と地方の仕事を比べると、規模や金額、関わる人の数など、大きな差があることは容易に想像が出来ますが、あるUターン経験者が語った言葉に私は大きな刺激を受けました。「確かに、規模や動いている金額、関わる人から受ける刺激など都会の方が便利で有利な部分があると思いますが、香川に帰ってきてからの方が、自分次第で会社もしくは地域が変わっていくことを実感する。都市圏で働いている時は大きな波の中の一つだったが自分の与える影響度は地方の方が高いと感じる。」という言葉にハッとしました。都会から地方に転職をしていくことは、暮らしを重視するために仕事はあきらめや妥協の上で成り立っているというイメージを持たれているように感じますが、実はこれも見方ひとつで大きく変わってくるものなんだということに気づかされました。地方だからこそより実感できること、価値があるもの。これもたくさんあるんではないかと信じています。
最近では、複業やリモートワークなど新しい働き方が生まれてきており、これまで当たり前と信じられてきた多くの働くということの概念が変化を遂げ、より多様な選択肢をもてるように変わってきています。今後、「地方で暮らす・働く」ということの概念も多様化され、様々な価値が生み出されていくことに間違いないのではないでしょうか。我々はその前線を創りだしていくべく、日々努めていきたいと誓う今日この頃です。
※リージョナルキャリア香川は、香川の転職エージェント(株)リージェントが運営しています。