転職成功者インタビュー

株式会社STNet
高木毅さん(仮名・営業) 31歳

故郷に帰って手に入れた、新しいやりがいと、家族との時間。

北海道の大学院を修了後、東京で就職した高木さん。有名企業を顧客とするマーケティングビジネスの最前線で充実した毎日を送っていた。しかし、連日の深夜勤務に疑問を感じるようになり、「いつかは」と心に秘めていた故郷・香川へのUターンが現実味を帯びてきた。

業種は問わず、面白い仕事がしたい、と探して出会ったのが、四国を拠点に通信・情報システム事業を行うSTNet社。畑違いの業界に足を踏み入れ、用語の一つから学ぶ日々だが、それも良い刺激に。

ゆとりとやりがいの両方を手に入れた高木さんの転職をご紹介する。

※本記事の内容は、2016年7月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
0回
活動期間
エントリーから内定まで450日間

転職前

業種
マーケティングビジネス
職種
営業
業務内容
マーケティングリサーチの企画提案営業。 メイン顧客は飲料、食品メーカー、小売り、流通など。

転職後

業種
電気通信業
職種
営業
業務内容
自治体や大学などへのネットワークやシステムの提案業務。 支店の営業支援や提案書類作成など。

1年間の活動休止期間を経てのUターン転職。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

電気通信サービスから情報システムサービスまで、幅広く事業を行っている会社で、公共営業課に所属しています。

主な顧客は自治体や大学、警察署などで、インターネット回線の販売をメインに、システム機器の紹介やネットワークづくりのお手伝いをしています。

具体的には、四国4県に置かれている支店の営業部隊の後方支援として、同行営業や詳細な書類作成をするのが現在の私の役割です。

入社前のご経歴を教えてください。

出身地である香川県内の高校を卒業後、北海道の大学、そして大学院に進学。その後、東京のマーケティングリサーチの会社に就職し、営業職に従事しました。

顧客は日本の有名企業が多かったため、自分が調査に関わった商品が新商品として発売され、それが売れていくことを実感できる環境でした。そのため、大きなやりがいを感じながら、仕事に取り組むことができました。

転職のきっかけは?

とても面白い仕事ではありましたが、かなりの業務量だったので、終電で帰ったり、あるいは終電も逃してタクシーで帰宅する日がほとんどでした。

もともと、「いずれは故郷である香川に帰ろう」と、漠然とした考えを持っていたのですが、忙しさがピークに達したとき、そろそろ潮時ではないかと思いました。

結婚して子どもができたこともあり、子育ての環境も考えて、地元に帰ることを具体的に考えるようになりました。

転職活動はどのように進めましたか?

複数の転職サイトにエントリーすることから活動を開始。地元の香川に強い紹介会社を探していて、出会ったのがリージョナルキャリア香川でした。

活動を開始して間もなく、前職の会社で新規事業の立ち上げに関わることになり、転職活動は一旦休止。1年ほど経過し、その新事業が軌道に乗ったところで会社に退職の意思を伝え、再び転職活動に本腰を入れ始めました。

ちょうどその時期に、リージョナルキャリア香川のコンサルタントから「STNet社はどうか」という話をいただきました。面接では、これまでの仕事の話や同社の未来の話など会話が弾み、気づいたら内定をいただいていた、という印象でした。

今の会社に決めたポイントは?

仕事内容も待遇も、希望にマッチしていたことでしょうか。一番の目的は香川に帰ることでしたが、前職ではそれなりの給与をもらっていたので、やはり待遇も気にはなりました。

ただ、コンサルタントに伝えていたのは「面白い仕事がしたい」ということ。業界は問わず、前職ほどの待遇も望みませんでしたが、仕事の面白さは妥協したくありませんでした。

ずっと「面白い仕事を選びたい」と言っていたので、コンサルタントも困ったのではないでしょうか(笑)。しかし、仕事内容も待遇も、希望とぴったりマッチする会社に出会うことができ、納得して決めることができました。

1時間の電車通勤と深夜タクシーから、自転車15分通勤の生活へ。

転職していかがですか?

入社してから9カ月になりますが、扱っている商材にこれまで関わりがなく、ITの知識にも詳しい方ではなかったので、まだまだ手探り状態です。ただ、一番強く感じているのは文化の違いです。

前職は平均年齢が30歳弱。私が辞めるときには、すでにベテランだったのですが、こちらに来てみたら年上の人ばかり。今の部署は30人ほどですが、年下は一人だけですから完全に別世界です(笑)。

転職して良かったと思うことは?

一番は、人間らしい生活ができていると感じられることです。以前は、仕事は確かに楽しかったのですが、仕事に追われている感覚がありました。今はゆとりを持ちつつ、面白さを感じながら仕事ができています。

例えば、今はメイン顧客が自治体なので、香川県や高松市のニュースを積極的にチェックするようになりました。地元の状況を知り、今後の展望を考えることが増え、それが仕事のやりがいにもつながっています。

困っていることや課題はありますか?

まだまだ知識が不十分なため、お客さまのところへ行くときは、徹底的に調べてから行きます。それでも分からないことがあれば、「帰って確認します」と言って持ち帰ります。すべて一から学んでいる段階ですね。

周りの方も気にかけてくれて、丁寧に教えてくれるのでありがたいです。

生活面の変化はありましたか?

車を運転するようになりました。十数年ペーパードライバーだったので、転職して一番苦労したのは運転かもしれません(笑)。電車で1時間だった通勤は、自転車で15分に。

残業もありますが20時~21時ぐらいには帰れるので、最初は家に帰ってからの時間をどう使えばいいか分かりませんでした。家族との時間が増え、子どもと一緒にお風呂に入ったりできるようになりましたね。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

転職を考え始めた当初は、香川に本当に仕事があるのか、生活していけるのか、と漠然とした不安がありました。でも調べてみれば会社はあるし、当たり前ですがみんなちゃんと働いている。それはこちらに来てから確認できたことの一つです。

また、転職活動中は「大変かもしれないけれど、なんとかしようと思えばなんとかなるだろう」と自分に言い聞かせていました。不安はあっても、それは自分でなんとかすればいいということは、今も実感しています。

自分が変えていこうとか、自分がこうしようと思えば、きっとうまくいく。それはお伝えできる気がします。

担当コンサルタントから

チーフコンサルタント 
佐々木 一弥

高木さんは、エントリーをいただいてから転職活動の一時停止があったため、内定までに1年以上の期間を経て転職決定となりました。

香川にUターンをしたいという意思を持ちながらも、大変ご多忙だったため、なかなか立ち止まってじっくりと考える時間がないなかで、少しずつやり取りを重ねさせていただいたことを記憶しております。

新規プロジェクトの中心メンバーとして選任されたため、転職活動を一度停止されましたが、そのご活躍がのちに面接でのPRポイントとして、強い武器になりました。

どんな仕事も楽しむという前向きな志向が、現職でもエンジンとなり、今後の益々のご活躍に繋がっていくことを心より応援しております。

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